☆しみ抜き工房 代表 田村直仁
しみ抜き復元加工
京技術修染会 正会員登録店舗
復元加工師(No150150)
思い入のある大切なお召物・・。
最新の技術と伝統の技術で、気になるシミを綺麗に復元。お洋服・御着物のシミ、お気軽にご相談ください。
下記に紹介させて頂いた写真は、当「しみ抜き工房」のお仕事一例です。
☆ポロシャツに付着してしまった「赤インク」の除去です!
☆胸のあたりにこぼしてしまった「赤ワイン」。。
よくありますよね!
でも、あわてないで当店にお持ちください!
写真でもよくわかるように、きれいに除去出来ました!
☆麻+綿(色:ベージュ)※漂白に対して非常に弱い染色でした。
技術料金+薬品代金=1000円
※クリーニング代金別途(麻混シャツ:525円)
☆ワンピースにネイルをこぼしてしまい、お客様ご自身でシミに触ってしまった
ケースです。
お客様は、酸素系漂白剤(家庭用)で落とそうとされたそうです。
しかし、ネイルの成分は揮発性有機溶剤や樹脂、染料などです。
いきなり水では落ちません。。
上記写真は、ワンピース裾部分のデリケートなレース部分です。
非常に、デリケートな素材になります。
高い技術と根気の勝負です!
最初は「お水」を使用されたということで不安でしたが
見事にきれいになりました!
これからの季節にピッタリなワンピースです!
きれいになったワンピースで素敵なお出かけを、、、。
ワンピースに付着したネイル除去
☆技術料金+薬品代金=1500円(シミ抜きのみ・クリーニング代金別途)
3月のお彼岸がすぐそこまで来ていますね。。
だいぶ春らしくなってきました!
と、言うことは、、冬物衣料の仕舞い込みですよね!
今日は、「ダウンジャケット・襟汚れ・ファンデーション汚れ」の
除去編をお送りいたします。
襟部分にどうしても付着してしまう「お化粧・ファンデーション」
★上の写真(左)がお預かりした状態です。
ここまで付着していると、やはりプロのメンテナンスが必要になります。
もちろん「腕の見せ所」ですね。
・丁寧に検品を行います(襟以外のシミ・傷などがないか)
・襟付近を中心に、油性のしみ抜きを行っていきます。
今回のお品物は、襟部分に「ギャザー」が施してあるために、
いつも以上、丁寧にギャザーを広げながら処理・メンテを行っていきました。
★シミ抜き後、洗いを行いました。上の写真(右)になります。
あわててファンデーションをご自分で除去するのは厳禁ですよ!
しっかりメンテナンス&シミ抜きを行うことで次のシーズンも気持ち良く
そして、オシャレにダウンをはおって頂きたいです!
ダウン衣類のクリーニング好評受付中です!!!
★こんにちは、二代目です。。
今日のしみ抜きです。。
セーターの左そで下の赤い付着物。。。
「赤インク?口紅?」お客さまも何が付着したか解らなかったそうです。
もちろんいきなり水処理という訳にはいきません!
油性処理から始めました。。。地道な作業なんですよ。。ほんと
生地を傷めないように、細心の注意を払いながらの作業です。
油性のしみ抜き作業を終えた頃には、赤みもだいぶ取れ
うっすらと赤みが残る位になりました。
のちに水処理をして、右の写真のように「綺麗に!」なりました!
普段、何気なく生活をしていると、知らぬ間に袖の下あたりに
しみがついてしまうことが多くありますよね。。
お出かけから戻られた時は、是非一度チェックを!!
付着していたら、ご自分での処理は極力控えて頂き
当店へ一度ご相談ください!!!
★ご家庭にいまや当たり前のようにある「カビ○ラー」などの塩素系の品々。
上の写真は(右)は裏地までスッポリと色が抜けてしまっています。
(左)の写真は、色補正をしている途中ですが、ここまで戻りました。
塩素系漂白剤などが、衣類に付着するとこの様にスッポリと抜けてしまうのが
特徴です。
塩素系漂白剤をご利用になられる時には、「色が抜けても良い」服装で!!
通気を良くしてご使用ください!
★もしも、薬剤が付着してしまった時は、水で良くすすいでください。
また、クリーニング店に持ち込む時には、「必ず!!」付着してしまった
可能性や付いている場所を、クリーニング師に「必ず!!」お伝えください。
クリーニングの工程中に、熱などの作用により、脱色・脱落が起きる可能性「大」
トラブルの原因にもなりますので、「必ず!!」お伝えください!
☆シルク100%のエルメスのブラウス。下記の写真(左)のように赤い色が
移ってしまった様子です。右の写真がしみ抜き処理後です。
うっすらとまだ残っていますが、ほぼ完璧な除去に近い仕上がりです。
★まず始めに・・「しみ抜きは高度な化学技術なのです!」を知って頂きたいのです!
例えば・・・「お刺身の醤油のしみがついてしまったので、とってほしい」との
お客様からご要望があったと過程します。実際に多いしみ抜き作業ですが。
お刺身の醤油・そのシミは、お客様が思われているほど単純なシミではないのです。
まず、そこにはなにが入っているかを考えていきましょう。
①お魚の脂肪分やタンパク質
②わさびが溶いてあれば、わさびに含まれるタンニンといわれる色素がいます。
③醤油の色素も当然入っています。
単にお刺身に使った醤油といえども、分解して考えてみると
少なくても上記の3点が 間違いなく含まれているのです。
また、このシミが付着してどのくらいの時間の経過があるかも、しみ抜きの大変
重要な要素になります。
時間が経てば経つほど、酸素と成分が結合「酸化現象」によって、取りづらい~
取れないシミへと変身していきます。
付着してしまった衣類の「素材・生地」などの知識も不可欠な要素です!
速いスピードで変化するファッション業界。
それに伴い、生地・素材も驚くべき速さで進化していきます。
それぞれの素材にあった「技術・薬品」を巧みに使用し
お客様に喜んで頂けるよう、細心の注意を払いながら仕事(シミ抜き)致します